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放置自転車を不正に撤去 大阪市が謝罪

こんにちは。

放置自転車撤去に関する大阪市の処置が話題になっていますね。

大阪市が放置自転車を「不適正」に撤去 盗難車か確認せず 規定より短い放置日数で撤去も 「財産の侵害」として謝罪(ABCニュース)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース

引用元:Yahoo!ニュース

悪いのは放置した本人。だからといって、ルール無用は困ります。

いうまでもなく、そもそも放置した人に、最初の責任があるはずです。

撤去した市の職員のように

「早く撤去してしまいたい、してもらいたい」

というような気持ちになるのもわかります。

「ルールを守らせる」ために「ルールを破る」?

しかし今回、

「放置してはいけない、というルールを守らなかった」

ことに対して、

「ペナルティ実行(撤去)のためのルールを守らなかった」

というのが問題になっています。

大阪市:報道発表資料 放置自転車撤去業務における不適正事務について (osaka.lg.jp)

引用元:大阪市

本来、「自転車放置禁止区域」外で放置自転車を撤去する場合、

7日間以上放置されている確認が必要となります。

今回の問題ではこれを守らず、日数が経過していないのに撤去。

さらに報告書には、「7日間以上の経過を確認した」と虚偽の記載をし、

この5年間で2,000台以上を不正に撤去していました。

記事によると、問題の個人だけでなく、

複数の職員が同様の行動をとっていたとのことで、

大阪市が謝罪をする事態に発展しました。

大阪市では、ルールに則った「荒療治」も進行中?

放置自転車、見つけたら即座に撤去 大阪・ミナミで試験的にスタート [大阪府]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

引用元:朝日新聞デジタル

こちらは2023年11月から、大阪市が試験的に導入した

「リアルタイム撤去」

に関するニュースです。

決められたエリア内に限定してのことですが、

「即撤去」の試みです。

まさに「荒療治」で、効果も期待できそうですが、

「駐輪場の数が足りない」

という大きな課題もあります。

ルールを守って駐輪、ルールを守って撤去。どちらも大切です。

ルール違反には罰則が必要ですが、

罰を課す側にもルールが必要です。

違反のドミノ倒しのような事態にならないよう、

気をつけたいものですね。

それではまた次回。

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