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アニメ「逃げ上手の若君」第8話|「かくれんぼ戦争」|vs瘴奸。

引用元:TVアニメ『逃げ上手の若君』(@nigewaka_anime)さん / X

こんにちは。

アニメ「逃げ上手の若君」第8話です。

吹雪を迎えた時行陣営、瘴奸を引き入れた小笠原陣営。

配下による3度の襲撃を迎撃されてしまった瘴奸は、

自ら集落への攻撃に加わります。

ただのならず者ではない瘴奸、兵法の心得もありますが、

対する時行もまた、吹雪を得ています。

征蟻党による4度目の襲撃の結果は?

今回は、

アニメ「逃げ上手の若君」第8話|かくれんぼ戦争

を見てみましょう。

吹雪の参入により、戦略的視点を得た時行。

冒頭、吹雪を加えた一党の軍議からスタートです。

その詳細についてはこの場では語られませんが、

ここまでの戦闘では、おそらくこういった軍議は、

行われていなかったのではないでしょうか。

もちろん、最低限の打ち合わせはやっていたことでしょうが、

いわゆる兵法に則ったものではなく、行き当たりばったりの

作戦だったと推測できます。

いくさの要所を見抜き、必要な所に必要な戦力を。

子供たちの仕掛けた罠も十分に機能し、

雫が呼び寄せた増援部隊も、戦力となっています。

並みの相手なら、これだけで倒せる計算をする吹雪ですが、

瘴奸の一党には、それ以上の人材がいたようです。

増援部隊を率いる将も、瘴奸一党の迎撃に対して

策らしい策がなく、浮足立っているところを見ると、

戦局を俯瞰して作戦を立案できる存在は、稀有なのでしょう。

彼らを倒すために策を用意している吹雪ですが、

征蟻党の幹部たちもまた、一筋縄ではいきません。

瘴奸の本領。ただのならず者ではない、武士崩れの恐ろしさ。

武士に戻るという言葉を使った瘴奸は、

「なんと甘美な悪党の宴よ」

「略奪の美酒を味わおう」

と、血に狂ったような述懐をしますが、

このあたりのセリフだけでも、

一定水準以上の教養を感じます。

瘴奸自身が襲撃に加わりつつも、

目の前の事実を見るだけでなく、

戦法から敵方の狙い・数を推測しています。

地形・気候を利用した吹雪の策も、一時の足止めどまり。

亜也子・弧次郎による不意打ちで、

幹部の一人を打ち取るものの、

瘴奸はびくともしません。

それにしても幹部の三人、

腐乱・死蝋・白骨という名前からビジュから、

登場作品が違うような気もします。

瘴奸という外道の異常性。冷静な戦況判断と、揺るぎない悪の信念。

瘴奸という人物は、非常に残忍な悪人として描かれています。

武家の人間であったこともあり、多くの戦に参加した経験から、

現代人の感覚からは遠い存在であることは間違いないでしょう。

ただ、親を失い、攫われた先で歩むであろう、

子供たちの悲惨な未来を肴に飲む酒がうまい、というのはやはり異常です。

登場時に、

「どんな悪事を働いても、念仏唱えればチャラ」

という内容のセリフを吐いていますが、

何にせよ、仏罰などかけらも恐れていません。

鬼、悪魔、外道と呼ばれるべき人物です。

時行の至る次のステップ。逃げるだけでは勝てないというテーマ。

そして今回、そんな鬼と戦うことになるのは、

時行です。

吹雪の策の一環として、

亜也子・弧次郎に力量を確認させたうえで、

時行の逃げ上手を利用して討ち取る予定です。

「逃げるだけしか能がない」

時行に、いかにして練達の外道を討たせるのか。

時行と吹雪の修行シーンがわずかながら描かれますが、

詳細は明らかにされていません。

しかし、乱世の狂気に染まった外道を討つために、

時行の優しさを武器とする、といいます。

時行 vs 瘴奸、決着は持ち越しです。

それではまた次回。

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引用元:TVアニメ『逃げ上手の若君』(@nigewaka_anime)さん / X

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