こんにちは。
部としての要件を満たしていない、という理由で
部室を明け渡すよう生徒会から通達を受ける漫研。
突然、活動拠点を失う危機を迎えます。
いくつかクリアしなければならない問題がありますが、
まずは顧問の先生が必要です。
なかなか引き受けてもらえない中、
他の先生とは明らかに異質な美人教師がいたものの・・・。
今回はアニメ「2.5次元の誘惑」第7話|顧問の先生が必要です
をご紹介します。
エピソード7|-顧問の先生が必要です- 存続の危機に救いの手は。
いきなりの活動停止危機を迎えて
DQ式の混乱をきたす奥村に、FF式の混乱解除を実行するリリサ。
しかし客観的に見れば、部員が二人、実績らしい実績なしでは、
部としての存続は難しいかもしれませんね。
危機を回避すべく、奥村の顧問探しが始まります。
先生もみんな忙しい。なかなかOKをもらえない。
「部活顧問の裏の忙しさ、知らないでしょ?」
「働き方改革!」
「子供が生まれてね・・・」
奥村が声をかける先生たちは、
みんなそれぞれの理由で断ります。
嘘偽りのない、そして現代のリアルな声です。
それでもあきらめるわけにはいかない奥村が次に声をかけたのは、
新任の家庭科教師でした。
新任家庭科教師・羽生まゆり先生・・・と、その裏の顔。
羽生 まゆり先生、美人です。
男子生徒にも大人気。
しかし彼女には皆に見せていない顔がありました。
彼女自身が元コスプレイヤーであり、
引退したと言われている四天王の一角、まゆらだったのです。
オタクを救うのはオタク。これ以上ない適材適所だが。
強豪ひしめくコスプレ界隈で
「四天王」
の一角にまで昇りつめた彼女は当然のように、
「重度のガチオタ」
です。
社会生活を営むうえで障害になるため、
彼女は自らのオタ属性を見事に隠しきっていますが、
「過去バレ」
となると冷静ではいられません。
後のない奥村は、半ば脅迫まがいの手段で、
顧問就任を依頼します。
もともとガチオタのまゆらは、今でもコスプレが大好きです。
しかし教師という職業を選んだ今、
表立って活動はできません。
それ以前に仕事の忙しさから、趣味のオタ活どころか、
録り溜めたアニメを視聴する時間すらありません。
そんな彼女の事情まで知らない奥村は、
とにもかくにもまゆらに懇願します。
自分が愛しているコスプレを裏切ってしまった、
という想いに囚われているまゆらは、
引き受けるつもりはありませんでした。
かつて一度、
「レイヤーと中学生」
という関係性で出会ったまゆらとリリサは、
「高校教師とレイヤー」
という別の形で再会を果たします。
リリサのリリエルコスを目の当たりにして、
まゆらのオタク心に再び火が付きます。
まゆらがぶつかった壁。奥村・リリサに立ち塞がる壁。
オタ属性解放バージョンのまゆり先生。ただよう真性の匂い。
「立派なオタクになって・・・!」
リリサのコスプレに脳を灼かれたまゆり先生、やや暴走気味です。
さらに他人の目がないところでは、完全に覚醒モードです。
これらのシーンでの彼女は、登場から最も生き生きと描かれています。
こちらが本来の彼女ですから、当然といえば当然なのですが、
表と裏のギャップが大きいほど、
願望や感情を押し殺して生きる辛さが浮き彫りになりますね。
「好き」だけでは続けられない。四天王・まゆらの懊悩。
コスプレをやめた理由について尋ねる奥村。
「見ればわかるだろ!教師になるからコスプレやめたんだよ」
「先生が半裸で自分のDVD売ってたら教育上よくないだろ」
圧倒的な説得力です。
SNS時代のいま、発覚すればどんな騒ぎになるか、想像は容易です。
大好きなコスプレを、社会生活のためにやめることになったまゆら。
好きなことを、好きだというだけでは続けられません。
目を背けることができない現実がそこにあります。
未だ学生の奥村・リリサにもいま、ひとつのハードルとして、
現実が立ち塞がります。
やりたいことのために、何ができるのか。
刺激的な衣装でのコスプレは、活動報告には不利です。
報告内容作成のために、子供相手の朗読会など、表向きの活動を始める漫研。
しかし、その活動を報告することに抵抗を感じる奥村・リリサ。
やりたいことのために、何でもやる。
でも、嘘はつきたくない。
幼くて不器用で、まっすぐな二人です。
とはいえ、活動報告は・・・?
それではまた次回。
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