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【動画】2024年 広がるAIモデル。伊藤園・パルコ・しまむらなど

引用元:伊藤園

AIタレント躍進始まる。「あの女優だれ?」「AIです」という時代

こんにちは。

2023年、伊藤園のCMに起用されたモデルは、

AIによって生成された架空のキャラクター、

「ケイティー(Katea)」

でした。

2024年5月には、しまむらもAIモデル

「瑠菜(るな)」

を起用しています。

今回は、とうとう現れた人工的な人格たちの、

いまの姿を見てみましょう。

引用元:伊藤園

AIと言われて注意深く見てみれば、

少し違和感があるかも?

それにしても自然なふるまいです。

「ケイティー」は、いち人格として、

かなり詳細なプロフィールも用意されています。

この見た目で、生年月日が2023年9月というのも、

なんだか「脳がバグる」感じですね。

お~いお茶 カテキン緑茶シリーズ | 伊藤園 (itoen.jp)

引用元:伊藤園

「人間ではない」モデルたちがCMに起用される時代

Luna|るな(@lunagram_158) • Instagram写真と動画

引用元:lunagram_158 (Instagram)

この写真は、しまむらが起用したAIモデル、

「瑠菜(るな)」

です。

とても魅力的で、自然な笑顔ですね。

伊藤園の「ケイティー」同様、

プロフィールも作成されています。

身長158cm、20歳の服飾専門学校生

とのことです。

「とてもステキ」「生身がいいなぁ」しまむらが起用した「AIモデル」に集まる賛否 企業にとって「メリット」も(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース

引用元:Yahoo!ニュース

AIモデル躍進の理由。そのメリットは「生身でないこと」に由来。

2023 PARCO HAPPY HOLIDAYS (youtube.com)

CG、AIならではの幻想的な世界を描いたパルコのCM。

引用元:PARCO_official YouTube

あえて人間でなく、AIで生成されたモデルを起用するのは、

なぜでしょうか?

考えられるメリット・デメリットを見てみましょう。

メリット:トラブルによるイメージダウンが起きにくい、などなど。

当然ながら、人間のモデルは「生身」です。

体調を崩すこともありますし、

恋愛・結婚や、友人・ファンとの人間関係などで、

たやすくイメージが左右されてしまいます。

しかしAIにはそんな不祥事の心配がありません。

まあ将来的には「仲の悪いAI同士」

ぐらいのキャラ付けは出てくるかもしれませんね。

その他、メリットは多々あります。

  • 製品イメージに合わせてキャラを生成できる
  • 体調管理・スケジュール管理が容易
  • 企画から完成までが早い
  • 日本語以外の言葉も使わせることができる
  • 「歌やダンスが下手」がない
  • 導入後は、コストが抑えられる

まだまだありそうですが、これだけでも、

飛びつきたくなる理由になりますね。

デメリット:抵抗感やコントロールの難しさ。これからの課題も。

では、デメリットはどうでしょうか?

  • 「人間ではないこと」それ自体に抵抗がある
  • 現段階ではまだ、わずかな違和感がある
  • 「発言内容」のコントロールを誤ると大問題に
  • 安全面の不安。人間と違って存在ごと「乗っ取られる」?

全然人間らしくない人形やロボットは平気でも、

人間に似すぎていると怖い

と感じることはありませんか?

これは「不気味の谷」と呼ばれる現象です。

「不気味の谷」とは何か AIやロボットにぞっとする感覚 ナショナル ジオグラフィック - 日本経済新聞 (nikkei.com)

引用元:日本経済新聞

現在の技術は凄まじい進歩を遂げましたが、

感情的・生理的嫌悪感を完全にぬぐい切るには、

まだ少し時間がかかりそうです。

そして、使用する側として怖いのは、

NG発言・NG行動でしょう。

倫理的に不適切な内容、未発表事項、

時期的に回避すべき発言、ポジション的に無分別な言葉・・・

と、人間社会では、

「言ってはならないこと」

「言うべきでない場面」

がたくさんあります。

自律型AIに、自動で発信させる場合には、

内容次第で、痛い目に遭うこともありえます。

セキュリティ面も、厳重に管理されている、

ということは間違いないでしょう。

しかし、技術向上の恩恵は、

攻撃する側にももたらされます。

悪意ある行動に最新技術が使用されることを考えると、

油断はできません。

SNSやスマホでも「乗っ取り」事案が

問題になりましたね。

間違いなく訪れた、新しい時代。たのしみ半分、こわさ半分。

いま、確実に新しい時代に入ったと感じます。

PCや携帯端末、ネットの普及で、

「互いの顔が見えない時代」

に入ってから、相当な時間が経過しました。

そして今、

「相手が人間とは限らない時代」

に入ったように思います。

月並みな言葉ですが、

使い方次第で敵にも味方にもなりうる技術、

うまく使って、豊かな時代にしたいですね。

それではまた次回。

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