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いよいよしゃれにならない闇バイト。裏には日本人の困窮?

こんにちは。

闇バイトと言われる犯罪行為が、いよいよ深刻になってきました。

知らなかったでは済ませられない、

人生に大きなキズを残すような振る舞いに、

スマホひとつで引きずり込まれる時代です。

なぜ、誘いに乗ってしまうのか。

なぜ、途中で立ち止まれないのか。

今回は、猛威を振るう闇バイトのいまについて見てみましょう。

「都合良く使い捨て」できるコマを手軽に。SNS募集の恐ろしさ。

引用元:「逃げたら殺す」“都合良く使い捨て”指示の実態…3つの連続強盗 同じ“指示役”か【報道ステーション】(2024年10月2日) (youtube.com)

知らぬ間に、「共犯」。初手でかわさないと危険。

場合によっては人の命を脅かすような行為に加担させられる。

映画やドラマではよく見かける光景です。

成り行きで少しだけ手を貸したら、

「今さら逃げられると思ってるのか」

「お前はもう共犯だ」

というシーンですね。

しかし今回の話は、フィクションではありません。

~むしろ人が簡単に集まるようになってきたと指摘~

引用元:「簡単に人集まる」“闇バイト”対策は…東京・埼玉で連続強盗 容疑者を公開手配(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

引用記事にもありますが、

世に知られたルフィ事件以降、人を集めやすくなっているとまでいいます。

厄介なのは、募集の文言には、危険な雰囲気をにじませていないことです。

「ホワイト案件」、「ドライバーの仕事」。たしかに、見破りにくい。

最初からトカゲのしっぽ切り要員を探しているのだとしても、

「あなたの仕事は、いざとなったら切り捨てられて捕まることです」

という募集の仕方はしません。

~3人は、都合よく使われて、使い捨てされる存在だったようです~

引用元:「逃げたら殺す」“都合良く使い捨て”指示の実態…3つの連続強盗 同じ“指示役”か (tv-asahi.co.jp)

入口の募集段階では、

「簡単な運転手の仕事です」

「ヤバいことはありません」

「高額です」

とエサを撒いておいて、

かかった応募者を脅して、逃げられないように縛る。

暴力を活用した、有効な方法です。

自分自身や家族に危害が及ぶ、と匂わせられれば、

抵抗は非常に難しいでしょう。

なぜ、応募者が絶えないのか?まっとうに働く道はないのか?

タイパ・効率を追求するなら、時間:報酬が決め手。とにかくカネがない・・・。

募集の文言は、貧乏人を煽るようなワードが並んでいます。

「貧困脱出」

「借金ゼロに」

「バイバイ貧乏生活」

etc.etc・・・。

多くの募集記事に、

「保証金不要」

「日払い可」

「最低〇円保証」

といった、困窮者なら飛びつきたくなる釣り針もセットでついています。

裏を返せば、

  • すぐにカネが必要
  • 少額であっても、準備する余力がない
  • 家族・知人に相談できる人がいない
  • 明らかに不釣り合いな報酬額を疑う判断力がない

こういった人物像をあぶり出し、引き寄せる。

このような文言であるように思います。

応募してきた段階で、必要なハードルを越えてきた有望株、というわけです。

そして、これらに対しての応募が、十分にある。

上記のリストに当てはまる困窮者が、大勢いるということです。

残念ですが、多くの日本人は、貧しくなってしまったのです。

東京都が「特殊詐欺加害防止 特設サイト」を新設。深刻さ物語る。

~一日最低10万円以上~

~早い者勝ち~

~借金苦・貧困生活からの脱出者続出中~

引用元:特殊詐欺加害防止 特設サイト | 東京都 (tokyo.lg.jp)

東京都が、特設サイトをアップしています。

それだけ、被害が深刻になっているのです。

以下にリンクを貼っていますが、

もし自分自身や知っている人の身に起きていることが、

「もしかして?」

と思うようなことなら、まずはよく読んで、相談してみることです。

自分自身だけでなく、周囲の人々にも被害を出さないよう、

あるいは最低限に抑えられるよう、

同サイトには目を通しておいた方がよいでしょう。

それではまた次回。

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