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「薫る花は凛と咲く」2025年 TVアニメ化決定!良作です。

引用元:TVアニメ『薫る花は凛と咲く』ファーストPV (youtube.com)

こんにちは。

筆者の好きな作品がまたひとつ、アニメ化です。

若いころはあまり恋愛モノに触れなかった筆者ですが、

ここ10年くらいで、割と見るように。

本作は、近くて遠いところにいた二人と、

彼らを取り囲む人々の交流を描く作品です。

若くて不器用な少年少女たちが、

少しずつ、おずおずといった風情で

距離を縮めていく姿が、美しくもほほえましく描かれます。

今回は、2025年放送のTVアニメ、

「薫る花は凛と咲く」

をご紹介します。

2021年より漫画アプリ「マガポケ」連載。スレた感じのない若さが心地よい。

引用元:薫る花は凛と咲く【公式】(@kaoruhana_mp)さん / X

本作の主人公は

「紬 凛太郎(つむぎ りんたろう)」

「和栗 薫子(わぐり かおるこ)」

の二人です。

それぞれが

千鳥(底辺男子高)桔梗女子(お嬢様高)に通っていたため、

本来であれば接点のない人生を送ることになるはずでした。

~2025年にテレビアニメ化されることが決定した。アニメ制作はCloverWorksが担当する。~

引用元:『薫る花は凛と咲く』2025年にテレビアニメ化 PV公開で制作はCloverWorks(オリコン) - Yahoo!ニュース

「隣り合った違う世界」に住む二人。小さなきっかけが、二つの世界を交わらせる。

引用元:薫る花は凛と咲く【公式】(@kaoruhana_mp)さん / X

千鳥と桔梗は、実はお隣の高校です。

女子校と男子校、というだけでなく、

それぞれの学校のカラーや、

通っている生徒の層もまるで違うため、

両校の生徒たちには交流らしい交流はまるでありません。

とくに千鳥の男子学生たちは、少なくとも見た目

「ガラが悪い」

ので、桔梗のお嬢様たちは、向かい合った校舎で

姿が見えないように、カーテンで目隠しまでする始末でした。

主人公の凛太郎・薫子の二人も、

周囲の人々と同じように、お互いの所属する世界を、

なんとなく別世界のように感じていました。

しかし、とあるきっかけから二人は知り合い、

交流するようになります。

そしてやがて、二人の周囲の人々も巻き込んで行きます。

「敵同士」だったはずの相手。外れた色メガネの向こうに見えたものは。

引用元:薫る花は凛と咲く【公式】(@kaoruhana_mp)さん / X

とにかくかわいい二人を、ぜひ見てほしい。

引用元:薫る花は凛と咲く【公式】(@kaoruhana_mp)さん / X

おじさん目線になりますが、

とにかく「かわいい」んです。二人とも。

薫子はヒロインらしく、美しく可愛らしく描かれていますが、

しかし強面ながら凛太郎も、かわいいんです。

まあ、見た目はアレですが。

引用元:薫る花は凛と咲く【公式】(@kaoruhana_mp)さん / X

原作者の三香見サカ先生の作画は、非常に美しく繊細で、

薫子の笑顔は、底抜けの明るさで描かれます。

凛太郎はあまり笑わない少年ですが、

それだけに、時折見せる、年齢相応の控え目な笑顔がとても印象的です。

二人の、時に見た目通りの、時にギャップの大きな内面が、

読者を爽快に揺さぶってくれます。

引用元:薫る花は凛と咲く【公式】(@kaoruhana_mp)さん / X

二人はどちらも、およそ先入観や見た目で他人を判断する人間ではありません。

しかし、最初から別々の、相反する立ち位置でスタートすれば、

やはり交流に至ることは難しくなります。

ようやく始まったやり取りも、

周囲の同調圧力を受けることになります。

しかし、周りにいる彼らもまた、

いつか誰かにかけられた色メガネを通してしか、

世界が見えなくなっているのではないでしょうか。

現実世界でも、相手本人ではなく、

相手の肩書と話をしているような人々を見かけます。

人間は社会的な生き物なので、肩書のようなシステムも必要ではあるでしょう。

しかしそれだけでお互いを測るようなことは、避けたいものです。

若く純粋で、相手の魂と直接語り合っているような、

そんな彼らの交流が、今からとても楽しみです。

それではまた次回。

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