
こんにちは。
闇バイトという言葉が、ニュースを騒がせることが多くなりました。
幸い筆者は身近に感じた経験はありませんが、
<初心者大歓迎 電話受付のお仕事です><学生可能☆全国対応>
という文面をバイト探しで見つけても、べつに怪しいとは思いません。
こちらは実際に闇バイトの求人で使用されるような文言らしく、
昨今の闇バイト求人の表現が
「普通」
になっていることを示しているように思います。
今回は、闇バイトという犯罪者への入口のひとつを見てみましょう。
2024年8月、厚木質店強盗傷害事件。実行犯は闇バイト。

まだ記憶に新しい、2024年8月31日の事件です。
先月、厚木市の質店に男2人が押し入り時計などを奪った強盗傷害事件です。
~逮捕された実行役の2人は「SNSで知り合った。 闇バイトを見ていた」という趣旨の供述~
引用元:逮捕の3人「闇バイト」に関与か 運転役「応募した」 厚木市質店強盗(tvkニュース(テレビ神奈川)) - Yahoo!ニュース
引用記事にあるように、この事件の実行犯2人、
その後自首した運転手役を加えた3人が逮捕されています。
その全員が、今回の犯行について、
「闇バイトを見ていた、応募した」
「SNSを通じて知り合った」
といった供述をしています。

以前から詐欺被害の現金引き出し役、
いわゆる受け子を募集するという手口は使われていました。
しかし今回、店舗襲撃・窃盗・傷害・逃走といった、
直接的に犯罪行為にしか見えない部分を担当する実行犯を募集し、
実行させています。
おそらく巧妙な文言で釣り、呼び出した後は、
暴力をちらつかせて脅したのではないでしょうか。
また、推測ですが高額な報酬の提示もあったと思われます。
「一度だけ」のつもり。でもその一度で共犯者。弱みを握られることに。

このような危険な仕事に手を出す理由は、何でしょう。
- 報酬が高額
- 短期間で手っ取り早く稼げる(ように見える)
- サイトなどがしっかり作り込まれていて、安心できそう
といったあたりがありそうです。
いずれも釣り餌として必要な条件です。
しかし昨今、闇バイト被害が目立ち始めたのは、
3番めの安心という部分ではないでしょうか。
報酬、手間なし、という魅力を、
サイトやDMの作り込みによる安心感を用いて後押しし、
それによって被害が拡大しているように思います。

~一度加担してしまうと、“やめたい”と思っても脅され、逮捕されるまで抜け出せません。
都合よく利用した後、「捨て駒」として切り捨て。待ち受けているのは、重い刑罰です。~
そうやって一歩を踏み出すと、あとは加速。
指示者と実行犯がどのように接触したかはまだわかりませんが、
- 密室での圧迫感のある指示・交渉
- 家族の安全への言及
- 職場・学校にバラすなどの脅し
このあたりがあれば、十分に効果があるのではないでしょうか。
回避するにも、普通のバイトと見分けが難しい。「うまい話」に注意。

~若者を「闇バイト」に誘い込むSNSの投稿が、一般の求人と見分けがつかない文面に変化している。~
~<初心者大歓迎 電話受付のお仕事です><学生可能☆全国対応>。
いずれもSNSに投稿されている闇バイトの求人でよくみられる文言~
引用元:闇バイトの求人巧妙化、SNS投稿見分けつかず…「電話受付のお仕事」「学生可能、全国対応」(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
AI技術の向上も手伝って、
手軽にそれっぽい文章を作れる時代になりました。
悪事を働こうとする人間が苦手なことも、機械がやってくれます。
では、もう危険な闇バイトを回避することはできないのでしょうか。

~「闇バイト」とは、具体的な仕事内容を明確に提示せず、
高額な報酬と引き換えに違法な犯罪実行者を募集するバイトのことを指します。~
引用元:「闇バイト」の実態を徹底解説|闇バイトの特徴や種類一覧・正しいバイトの探し方も | バイトルマガジン BOMS(ボムス) (baitoru.com)
残念ながら、表面だけをみて、完全に回避することは難しい世の中です。
しかし、古臭いことわざや箴言が、時に人を救ってくれることがあります。
「うまい話には裏がある」
「楽して儲けられる話などない」
こんな、カビの生えたことばたちが、です。
結局、真面目に働こうとすること。それが、回避の方法のひとつ。

そもそも、楽に稼げるというのが、おかしいのです。
もちろん、PCほか、優れた技術を持っているなら、
肉体的には座りっぱなし、稼働時間もせいぜい数時間で、
平均以上に稼ぎ出すことも可能でしょう。
しかしその能力を得るために、その人は努力をしたはずです。
時間をかけ、お金をかけ、実力を磨いてきたはずです。
人ができないこと、人がやりたくないこと、人が気づかないこと。
何かを、生み出す、与える、変革する。
そこに「その人の力」が働くからこそ、
その人には相応の報酬が支払われるのです。

「スマホで簡単、片手間作業でお金持ち」
「一日5分、メールだけで月収50万」
「スキル不要、週3時間の高額バイト」
そんなはずが、ないのです。
筆者もブラック企業に勤めた経験があるので、
あまり偉そうなことは言えません(ラクをしようとした結果ではありませんが)。
しかし、労力・作業内容と報酬があまりに不均衡な場合は、
裏になにかある、と警戒をお勧めします。
健全な仕事で、正当な報酬を受け取っていきたいものですね。
それではまた次回。