日本のニュース

いまの世の中「逃げる」が選びにくい。でも、逃げていい。

こんにちは。

2024年も、はや9月に入りましたね。

今日は9月2日 月曜日。

子供たちも夏休みが明けて、登校スタートです。

しかし、明るい話ばかりではありません。

自分自身を振り返っても、子供には子供の社会があり、

範囲が狭いだけで、大人とよく似た行き違いや葛藤が存在します。

今回は、逃げるのが下手な現代日本人の心の一端を見てみましょう。

子供が「最悪の決断」をする日。最も多いのは、9月1日。

子供が、自らの手で、未来を断つ。

本人にとっても、周囲の人間にとっても、最悪の結果です。

しかし近年、そんな最期を選ぶ小中学生が急増しています。

2023年は、週に10人ほど(年間507人)という結果が出ています。

~日本の子ども達の自殺率は、他の国と比較しても高い状況にあります。~

~G7各国における10~19歳の死因において、自殺が1位になっているのは日本だけです。~

引用元:子どもの自殺|日本の子どもの自殺の現状と世界との比較 (kidsdoor.net)

このデータを見るに、日本の社会が子供にとっても

「生きづらい」

らしいことはわかります。

しかし、その原因は数値的にあらわれていません。

日本に限ったことではありませんが、

多様性を容認し過ぎた社会は、

いずれ相互理解が難しくなるような気がします。

互いに断絶・孤立することを許してしまった現代社会では、

見えるサイン、考えうるトラブルに敏感になって、

互いに互いの存在を知らしめ、小さな安心を与えることが大事です。

とくに、相手が子供の場合には。

~私自身、小学校の頃の友達との付き合いはほぼありません。

でも子どもにとっては、学校が世界のすべてなのです。~

引用元:子どもの自殺が「9月1日」に突出して多いワケ。親が気付ける“心のSOSサイン”を児童精神科医を取材(女子SPA!) - Yahoo!ニュース

子供にとっては、学校が全て。

頭ではわかりますが、大人の身では共感は難しいかもしれません。

目に見える形で、

「学校はどう?」

などと質問することから始めるしかないのでしょう。

それをイヤがる子供もいることでしょうが、

そちら側に道がある、ということは教えてあげられるのではないでしょうか。

後悔の種を残さないためにも、

できることはしておきたいですね。

人間は考えられる生き物で、考えてしまう生き物。でも、考え方もいろいろ。

~「生きるためなら、逃げるのあり、隠れるのあり。

人間だけができないなんて変でしょ?」~

引用元:人間だって逃げていい 夏休み明けがつらい子へ サル飼育員のブログ | 毎日新聞 (mainichi.jp)

↑↑↑の引用記事は、とある動物園の飼育員さんのブログに関するものです。

多くの共感を呼んでいることと思います。

人間は他の動物と違い、思考・想像という能力が強い生き物です。

それだけに、

「動物たちが考えもせず、予想もしない未来」

を自ら作り出して、それに怯える生き物でもあります。

両手いっぱいに情報を抱えてしまったがために、

手ぶらの時のようには走り回れなくなってしまったのです。

しかし、だからといって我々は、

「逃げる」

というコマンドをなくしてしまったわけではないのです。

思い込みが、自分を苦しめる。知らないことは怖いこと。

「私が生きづらいのは、自分が悪いせいだ」と思い込んでいるのです。

人は先が見えない状況や正体がわからないものに、不安や恐怖を抱くものです。

引用元:「なんだか生きづらい人」は白黒つけすぎている 「できそう」という見込み感が大事なワケ | 週刊女性PRIME | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)

↑↑↑引用記事にもありますが、

「知らない」

「わからない」

ということは、人間にとってとても怖いことです。

「未知の何か」

というものは、

「怖い何か」

なのです。 

多くの場合、相手が何なのか、

この先どうなるのか、それがわかれば、

最初に感じた得体のしれない怖さは薄れるものです。

これが一番わかりやすい解決法ですが、

どうしても前に出られないなら、

「逃げる」

のも選択肢にあるのです。

某有名アニメの主人公も、

「逃げちゃダメだ」

を繰り返していましたが、

それも時と場合です。

最悪の選択肢を選ぶくらいなら、

逃げればいいんです。

真面目な人、不器用な人、色々います。

筆者も確実に不器用寄りの人間です。

ですが、選択肢にはいつも、

「逃げる」

を忘れないように心がけています。

それではまた次回。

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