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マクドナルドCM、AI起用に賛否の声。

引用元:AI FREAK - 最新のAIツールをご紹介 マクドナルド

こんにちは。

マクドナルドがAIを起用したCMをリリース、話題になっています。

AI生成によるキャラクターも、ここ数年で見慣れてきましたね。

大企業によるAI起用も増えてきています。

今回は、Xなどで話題のマクドナルドのCMと、

AI生成キャラクター起用CMのいまを見てみましょう。

伊藤園、パルコ、しまむら。AI起用CMの波にマクドナルドも。

引用元:伊藤園

以前、ここでも取り上げたことがありますが、

2023年の伊藤園のCMが、記憶に残っているのではないでしょうか。

AI技術が進歩を遂げていることは周知の事実ですが、

「まさかここまで」

と思わせてくれた一例かと思います。

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【動画】2024年 広がるAIモデル。伊藤園・パルコ・しまむらなど

ここで起用されているAIキャラクターは、

「ケイティー(katea)」

と名付けられ、プロフィール設定もされています。

ひと昔前の、処理が粗くて何だかガクガクしたAI動画とは全く違う、

現代のAI技術を感じさせてくれました。

今回のマクドナルドのCMでは、

気持ち悪いという声も多数上がっているようですが、

他のCMと比較して、大きく見劣りしているという感じはありません。

  • AIによるCMそのものを視聴者が見慣れてきたこと
  • 違和感が完全に消えるところまでは技術が達していないこと

このあたりが、厳しい声が出てくる理由なのかな、と感じています。

日々、進歩する技術。しかしまだ「不気味の谷」は越えられない?

2023 PARCO HAPPY HOLIDAYS (youtube.com)

引用元:PARCO_official YouTube

AIの話題になると、よく引き合いに出されるのが、

「不気味の谷」

という言葉です。

人間の認知機能に関する現象で、大雑把にいうと、

「微妙に人間に似ているものを見ると、不気味に感じる」

ということです。

つまり、

  • 全然人間っぽくない  → 〇
  • 完全に人間      → 〇
  • 人間っぽいけど微妙  → ×

ということのようです。

つまり、現代の技術が大きく前進して、

より人間に近づいたために、

不気味さを感じるようになった、ということでしょうか。

であれば、次のステップとしての、

「人間と見分けがつかない」

という場所を目指すうえでは、

決して避けられない通過点です。

今感じている違和感は、

技術が進んだことの証明ともいえそうです。

いま、我々が感じている

「コレジャナイ感」

が消えるとき、どうやって人間と、そうでないものを

見分けるのか、が難しくなりそうですね。

すでに犯罪に利用されるなど、暗い側面も見られ始めています。

一般人にも作成可能に。確実に始まっている次の時代。

冒頭の引用動画でも説明してくれていますが、

生成AIを利用した動画の作成は、

今では素人でも決して難しくはないそうです。

筆者はまだチャレンジしたことがありませんが、

近々触れてみたいことのひとつです。

しかし、誰でもできる、ということになると、

どんな世界であっても

玉石混交の現状がさらに進行します。

確かな技術と、確固たるクリエイターとしての意識、

これらを備えた人間の作品が、最終的には生き残るのではないでしょうか。

ドラえもんのエピソードで、

「アニメーカー」

という道具が登場します。

ボタンを押すだけで、面白いアニメを作ってくれる道具です。

これで作成したアニメを見せびらかすのび太に、ラストシーンで

「のび太はなにをやったんだ!?」

という全力のツッコミが入ります。

便利な技術は歓迎すべきですが、

努力の末に身に付けた人の力にも、

敬意を払いたいですね。

それではまた次回。

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