こんにちは。
奥村・リリサの努力の集大成、いよいよ発表の日を迎えます。
たった二人で、無理とも思えるスケジュールをこなし、
徹夜もいとわず作り上げたROMを携え、会場へ。
しかし、はじめからうまくいくはずもなく・・・。
ガチオタ二人のはじめの一歩、どんな結末になるのでしょうか。
今回はアニメ「2.5次元の誘惑」第4話|いざ初イベント!
をご紹介します。
エピソード4|-いざ初イベント!-夢の入口に二人で立つ日。
イベント当日を迎えた奥村、リリサ。
気合は十分ですが、空回りもしています。
10時からのイベントに始発スタート。
ギャラリーとしてはともかく、
参加者として会場を訪れるのは初めてで、
無理もないのでしょうか。
二人ともに服装から何から、
準備に気合が入ります。
しかしそこには、自分でもよくわかっていない、
オタク要素以外の衝動があります。
ガチオタ二人だけど、思春期の男女二人。自分でも整理できない情緒。
言うまでもないことのはずですが、
二人とも健全な高校生です。
異性のことが気になるし、異性の目が気になります。
「二人で電車で一緒にお出かけする」
というのは、
「デートっぽい」
のです。
今さらながらにそれに気づいた二人は、
意識してしまい、緊張し始めます。
デート・・・となると、スマートにこなしたいけど。
オタク知識については並ではない二人ですが、
そっち界隈にリソースを全振りしたため、
一般的な10代のイベントやファッションは
完全にフォロー外です。
私服のセンスが壊滅的なリリサは、
「有識者」
美花莉の力を借ります。
当然デートなどしたことのない奥村も、
わからないなりにリリサを楽しませようと、
必死に背伸びをします。
なかなかうまくはいかないものの、
幼くて懸命な姿が、とても微笑ましいエピソードです。
わからない。あれが足りない。これがない。初心者誰もが通る道。
ここしばらく、イベント用のROM作りに
生活の全てをささげてきた二人ですが、
初めての作業、全部きっちりこなすことなどできません。
ようやく完成したROMも、
パッケージや販促用ポスターを忘れていて、真っ白。
とても売れる気がしません。
堂々として手慣れた感じの周囲のレイヤーたちに気おされ、
コスなしで販売を試みるものの、やはり売れません。
かつて誰もが初心者だった。「あげる用」という美しい言葉。
まったく結果がでない厳しい現実に、リリサは撤収を提案します。
しかしリリサの力を信じている奥村は、全力かつ恥ずかしい激励を試み、
リリサもコスで人前に立つ覚悟を決めます。
ところが、準備不足でコスプレそのものができない危機に。
その時、周囲のレイヤーたちが、足りないパーツを提供してくれます。
ウィッグ用のネットほか、消耗品のような小物です。
「いいんですか?」
と戸惑うリリサに彼女たちは、
「あげる用だからいいの」
「あなたも、いつか誰かを助けてあげてほしい」
という言葉を返します。
いつか誰かにもらった恩を、いつか他の誰かに返す。
そのために、準備している。
とても美しい文化ですね。
レイヤーたちはリリサの自作衣装の完成度に驚きますが、
完成したリリエルの姿に、さらに絶句します。
次回、常人離れした情熱を注いだコスプレの完成形が、
初めて一般の人々に披露されます。
楽しみですね。
それではまた次回。
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