こんにちは。
どうにか準備を終えてたどり着いたイベント会場ですが、
リリサも奥村も初参加。勝手もわからず、1枚も売れないROM。
衣装への着替えが終わった時には残り時間10分もない。
撤収準備をするレイヤーたちの協力を得て、
ようやく会場に姿を現すリリエル。
わずかな残り時間で、彼女たちの情熱は表現できるのか?
今回はアニメ「2.5次元の誘惑」第5話|初イベント終了!!
をご紹介します。
エピソード5|-初イベント終了!!-リリエル、コスプレデビュー。
前回のラストでは、準備不足のために
コスプレができないという危機を迎えます。
周囲のレイヤーの協力で何とか完成。
安定感のカケラもないすべり出しですが、
ガチオタ・奥村を虜にしたリリエルコスは本物。
現れたリリエルを目にしたギャラリーはざわめきます。
しかし、問題はリリサだけではありません。
カメラマンとして同行している奥村もまた、
作り手としてはイベント初参加です。
どうやって撮影するのかがわかりません。
場所の取り方、カメラマンたちのさばき方。
何一つわからないまま、時間だけが過ぎていきます。
初参加ながらクオリティは本物。動かされるマギノ・オギノたちギャラリー。
リリサのリリエルコスを目の当たりにして、
ベテランコスプレイヤー、
「マギノ」
のカメラマン、
「オギノ」
もまた動かされます。
余談ですが、「マギノ↑」「オギノ↓」なんですね、発音。
前回までの描写では、あまり良い印象のなかったオギノですが、
ここにきて大変な功労者となってくれます。
リリサ・奥村ペアに対する認識が、
「大した熱量のない素人レイヤー」
から、
「同じ沼に足を突っ込んでいる同志」
に変わったのでしょう。
コスプレとは単に着替えることとは違います。
膨大な時間と労力をつぎ込んで作り上げた世界の一端が、
作品を通してある種の芸術のように、見る人に届くのでしょう。
わかる人にはわかる「ガチオタ」レベル。踏み出した第一歩。
オギノは、ペアを組んでいるマギノに心酔しており、
「浮気はしない」
と明言しています(恋愛ではなく、コスプレイヤーとして)。
しかしその彼をして、撮りたいという衝動が抑えられず、
それを察したマギノは、
「自分が、あのリリエルを撮ってほしい」
という表現を使って、オギノにリリサの撮影許可を出します。
彼女もまた、リリサのリリエルのポテンシャルに突き動かされたのでしょう。
オギノの手慣れた捌きでスタートした撮影。
コスプレイヤーとしてのリリサはあくまで初心者で、
撮影するギャラリーの感想はさまざまです。
「撮られ慣れていないので、やりにくい」
「いや、逆にそれがいい」
「定番ポーズもできない」
「サービス精神が足りない」
などなど。
しかしそれを聞いたオギノは、
「何を間の抜けたことを・・・」
と、リリサのポージングに感嘆の想いが止められません。
たしかにリリサのポージングは、
コミックの表紙を飾ったような
「定番ポーズ」
を連続するようなスタイルではありません。
しかし、ひとつひとつのポーズが、
それぞれ作中で現れたシーンばかりを再現したもの。
重度のオタクとして描かれているオギノが抱いた
「常軌を逸したリリエルオタク」
という言葉は、この日最も的確なリリサへの評価でしょう。
失敗も反省もたくさん。しかし確かに前へ進んだ日。
奥村、リリサ、二人ともにガチガチのリリエルオタクです。
それだけに、彼らが全霊で作り上げる世界は凄まじいレベルなのですが、
これまでは、どこまで行っても内輪ネタに過ぎなかったものです。
しかしこの日、10分に満たないわずかな時間ですが、
その尋常ではない熱量が、外に向けて発信されました。
そしてその影響力の一端も示されています。
彼らの踏み出した一歩の行先が、楽しみですね。
次は、夏コミが目標です。
それではまた次回。
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