引用元:TVアニメ『逃げ上手の若君』公式X
こんにちは。
アニメ「逃げ上手の若君」第5話です。
小笠原貞宗との犬追物に勝利するために、
またひとつ強さを身に着ける時行。
しかし、天下奪還のためには多種多様な人材が必要です。
配下全員、道徳家というわけにはいきません。
時行率いる郎党に迎え入れるべき次なる人材は、近隣に名をはせる
「盗人(ぬすびと)」。
今回は、
「逃げ上手の若君」
アニメ「逃げ上手の若君」第5話|決着!犬追物、そして…
を見てみましょう。
時行、犬追物に逆転勝利。「逃げながら戦う」極意に開眼。
引用元:TVアニメ『逃げ上手の若君』公式X
貞宗との犬追物、終盤戦です。
矢を撃ち尽くしたものの、
点差でリードしている貞宗はこの戦い、
逃げ切ればそれでよし。
あとは時行が犬を射るのを邪魔しているだけで、
勝ちが転がり込んでくる状況。
「必ず死角から妨害してくる」
ことを利用して勝利を掴む、少年漫画的展開です。
頼重のもうひとつの狙い。「逃げ上手」時行、更なる境地へ。
とはいえ、貞宗が述懐している通り、
「攻撃できないからこその死角」
であり、時行が王手をかけられていることに変わりはありません。
ここでの貞宗の計算違いは、時行の
「逃げ上手」
の才です。
並の人間であれば、ここからの逆転はありません。
- 背後の死角に入った相手を射る、正道を外れた発想
- 無理のある曲撃ちを実行するための、肉体的柔軟性
- 追い詰められ、逃げながらの状況で攻撃する精神的弾力
これらが揃っていたからこその、逆転勝利です。
時行自身も、自分の特性としての
「逃げ上手の北条の子」
を自覚しています。
「解説・諏訪 盛高」の定位置感。未来視のメタ表現も定番化。
諏訪 盛高(すわ もりたか)氏は頼重の一族として
登場していますが、本作ではいまのところ、
「名解説」
のポジションにいます。
実際、とても現状をわかりやすく説明してくれます。
彼の登場時のテロップや、頼重の未来視はメタ視点としてもはや定番化していますね。
頼重の導き。天下奪還のために必要な「異才・風間玄蕃」。
犬追物に勝利したとはいえ、
貞宗の手出しが収まったわけではありません。
頼重は、貞宗の注意を複数個所に散らし、
その間に時行を育て上げることを考えています。
そして時行を補佐する人材の一人として、
風間 玄蕃(かざま げんば)
という盗人を逃若党に迎えるよう進言します。
語られる玄蕃の生い立ち。村人から蛇蝎のごとく忌み嫌われる少年。
玄蕃を郎党に迎えるべく、会いに行く逃若党の面々。
北条の子・時行が本名を使っていては当然危険ですから、
偽名を使用しています。
しかし玄蕃にはその事情も筒抜けのようで・・・。
実はよく見ていると、玄蕃が諏訪大社に潜入している姿が、
すでに本編中に描かれていたりも。
ただ近隣の村人には、玄蕃の名前を聞いただけで、
一瞬で逃げ去ってしまうほどに忌み嫌われているようです。
強力極まる盗みの才。世間から認められることはなくとも、まごうかたなき異才。
玄蕃はある意味とてもわかりやすいキャラクターとして描かれています。
義理や人情、忠誠心といった目に見えないものでなく、
金銭という形のある価値に重きを置くのが彼の信念です。
しかし彼が拝金主義者になる経緯も少し触れられており、
視聴者としてはある程度受け入れやすい土壌も用意されています。
そして時行とともに小笠原屋敷へ潜入した際、
玄蕃の盗みや潜入、変装のスキルが披露されます。
そのスキルの水準は、もはや別作品の登場人物なみです。
原作:モンキー・パンチ @TMS
これからの活躍が非常に楽しみですが、
今回の潜入ミッションにはまだ中ボスがいます。
今作では初めて登場する、
クセのある配下ポジション、玄蕃の登場イベントは、
どのように締めくくられるのでしょうか?
それではまた次回。
→関連記事
アニメ「逃げ上手の若君」第2話「やさしいおじさん」地獄の底と一筋の光。