引用元:「俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜」TVアニメ公式(@parry_anime_pr)さん / X
こんにちは。
なんでもパリイするお兄さん、第3話です。
努力が過ぎて、現実までパリイしているのがほほえましい作品です。
常識の枠から外れてしまったノールの行動は、
徐々に周囲の人々を巻き込んでいきます。
戦いを挑むもの、教えを乞うもの。
ノールは彼らをも、パリイできるのでしょうか?
今回は、
「俺は全てをパリイする ~逆勘違いの世界最強は冒険者の夢をみる~」
第3話 俺は弟子をパリイする
をご紹介します。
槍聖・ギルバート、模擬戦を挑む。100年にひとりの才vs努力の人。
引用元:「俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜」TVアニメ公式(@parry_anime_pr)さん / X
前回のラストで、
「実力を見せてほしい」
とノールに迫った男、槍聖・ギルバート。
こういう言葉を投げる人物は、
出る杭を打っておきたい悪役だったりもしますが、
彼は純粋な興味からノールに誘いをかけたようです。
ここから、ノール視点・ギルバート視点の双方から、
模擬戦の流れが語られます。
互いに相手の実力を測るための、まさしく模擬戦です。
しかし互いに相手の優れた部分にフォーカスし過ぎた結果、
相手の意図については完全に誤解してしまいました。
ただし互いの実力についてはある程度正確に測ることができたようです。
すごくいいヤツ、槍聖ギルバート。口は悪いが、超素直。

引用元:「俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜」TVアニメ公式(@parry_anime_pr)さん / X
模擬戦とともに、ギルバートの背景が語られます。
彼は槍の才に恵まれていて、すぐに向かうところ敵なしとなった才人です。
自らの強さに自信はありますが、ひたすら増長しているわけでもなく、
自分と満足に戦える相手を探していました。
態度や言葉遣いは荒っぽく、ややチンピラ寄りかもしれません。
しかし、強い相手が見つからない中、
気遣いをしてくれた村の老人のアドバイスには素直に従うなど、
まっすぐな性格が隠し切れない人物です。
模擬戦でのギルバートは、険のない幼い表情を見せています。
なんかこの人すごく、某有名格闘ゲームのハチマキの人っぽい感じが。
引用元:CAPCOM
俺より強いヤツに、会いに行く感じの人ですね。
模擬戦を終えて、やっと探していた相手を見つけて、
うれしそうな姿が印象的でした。
なかなかギルバートの名前を覚えられないノールはアレでしたが。
押しかけ弟子を希望するリーン。
引用元:CHARACTER | TVアニメ『俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜』公式サイト (parry-anime.com)
一方、命を救われたことと、大小さまざまな誤解から、
リーンはノールに弟子入りを希望します。
彼女は弟子入りのためにと、自分のスキルを披露しますが、
ここでリーンが並々ならぬ才能の持ち主であることが描かれます。
養成所歴代最高の評価を得たりもしているようで、
家柄・様々な才、天が二物以上を与えた、恵まれた人物ですね。
一方ノールは、そんな多才なリーンに対して、
自分が教えられることはない、と本気で思っているので、
即座に弟子入りを断ります。
リーンが弟子入りするために自分のスキルを見せたように、
ノールは弟子入りを断るために自分のスキルを見せます。
やっていることは同じですが、二人の目的は正反対です。
自分はこんなにすごいんですと能力を見せたリーンと、
自分はこんなにダメなんですと能力を見せたノール。

ここで挟まれたエピソードは、非常に印象的です。
強くなることをRPG的に表現するなら、
「様々な技や呪文を覚えて使いこなす」
ことが最もわかりやすいでしょう。
しかしノールのそれは、いわゆる
「レベルを上げて物理で殴る」
を極限まで突き詰めたスタイルです。
常人ならあまりの見返りの少なさに挫折するような、
薄皮を一枚一枚重ねて高みに上るという作業を
長く続けられる者だけが辿れるルートです。
その意味では、教えることができない、というより
教えてもほとんどの人間は歩めない道なのでしょう。
ノールが弟子入りを断った理由は、そんなことではありませんが。
知らぬ間に養成所の「伝説」となっていたノール。

実はノール、
「才能がない少年」
として、養成所で語られる存在となっていました。
笑いものにするとかいう意図ではなく、
ある種の教訓として、のようですが。
しかし、どんな教訓なのでしょうね?
「才能がないとわかったら、他の道を目指しましょう」
とかでしょうか?
まあそれも正論だとは思いますが。
とにかく、リーンの弟子入りを断るつもりで見せたスキルは、
逆にリーンの願いをさらに燃え上がらせる結果となってしまいました。
まあ、
「自分が全力で出した必殺技よりすごそうな通常攻撃」
のようなものを見せられたら、弟子入りしたくもなりますね・・・。
それではまた次回。
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