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アニメ「俺は全てをパリイする」第2話|謝礼をパリイ

引用元:TVアニメ『俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜』公式サイト (parry-anime.com)

こんにちは。

努力の人の逆勘違いアニメ、第2話です。

主人公・ノールの世間知らず具合、浮世離れっぷりは

第1話ですでに十分すぎるほど描かれていたはずですが、

第2話では、さらに想像を超えたレベルであることがわかりました。

規格外の強さと謙虚にして実直な心根の持ち主の彼の行動は、

安心して見ていられるはず・・・なのに、

別の意味でまったく安心できないのが面白いですね。

今回は、

「俺は全てをパリイする ~逆勘違いの世界最強は冒険者の夢をみる~」

第2話 俺は謝礼をパリイする

をご紹介します。

ノールが倒した相手は、並の魔物ではなかった。

引用元:「俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜」TVアニメ公式(@parry_anime_pr)さん / X

第1話で牛の魔物を倒したノールですが、

その顛末について、身分の高そうな人物たちが語り合っています。

その会話によると、例の魔物は、

ただ強いだけでなく、迷宮の最深層に現れるほどの、

危険極まる存在で、しかも人為的に召喚されたと思われる、ということ。

どうやら単なる遭遇戦、というわけでもなく、

物騒な裏がありそうです。

冒険者ギルドのマスターも事件を聞いて、

ノールを心配していました。

今回、彼が以前はAランク冒険者だったことが語られます。

さらに、その彼ですら、今回の魔物相手では命がなかっただろうとも。

この言葉により、ノールの現在の強さがどれほど常識外れであるか、

雄弁に描写されていますね。

助けた少女も、並の貴族令嬢ではなかった。

引用元:「俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜」TVアニメ公式(@parry_anime_pr)さん / X

ノールが命を救った少女は、

命の恩人であるノールに謝礼がしたい一心で、

持てるスキルを駆使して彼を探し、とうとう見つけます。

彼女の名はリンネブルグ・クレイスといい、

冒険者としては

リーン

と呼んでほしい、とのことでした。

ギルドの人間の反応を見る限り、

彼女は誰もが知っているほどの有名人のようなのですが、

ノールは知りません。まあ、ノールですから・・・。

彼女は何とか恩返しをしようと、様々な謝礼を提案しますが、

無欲の権化、ノールさんは全て拒否。

困り果てたリーンは、せめて父に会うだけでも、

と泣いて食い下がります。

それだけなら、と承諾したノールに、

今度はリーンの父親から、同じように謝礼の提案がなされます。

普通なら目がくらむような莫大な価値のある提案なのですが・・・

無欲の権化、ノールさんはすべて拒否。

リーンの父が気を取り直して提案しなおすたびに、

BGMも仕切り直す演出が笑いを誘います。

引用元:「俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜」TVアニメ公式(@parry_anime_pr)さん / X

屋敷の規模や主たちのたたずまいから、

貴族のなかでも並のクラスではなさそうなのですが、

ノールは全く気づきません。

そのうえ、超がつく上流階級の方々相手に、タメ口。

自分は礼儀知らずの田舎者だから、無礼があるかもしれないと

ことわってのことではありますが・・・。

ノールは、常人離れした戦闘力を持ってはいても、

世間知らずな少年のまま、大人になった人物なのですね。

規格外の強さ、突き抜けた無欲、常識はずれの世間知らず。

引用元:「俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜」TVアニメ公式(@parry_anime_pr)さん / X

リーンの命を救ってくれた恩人に、

何とかして満足な謝礼を渡したいと奮闘する父の姿は、

親子だなあ、と感じさせてくれます。

莫大な資産を所有しながらも、気持ちのよい人物です。

最終的に、ノールが受け取ったのは、

リーンの父がかつて使用していたであろう、

年季の入った剣だけでした。

引用元:「俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜」TVアニメ公式(@parry_anime_pr)さん / X

ノールの存在を無視できないのは、彼ら父娘だけではありません。

【神盾】イネス・ハーネスは、主君への目に余る振る舞いに忠告し、

【槍聖】ギルバートは、「実力を見せてほしい」と迫ります。

ありえないほど濃密な一日のはずですが、

その間、ノールが考えていたのは

「風呂を浴びて帰りたい」

の一心でした。

「勘違い系」

「鈍感系」

のとぼけた主人公、という類型通りではあるのですが、

完全に限界突破している姿が笑えます。

主人公同様、肩の力を抜いて視聴していきたい作品です。

それではまた次回。

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