TVアニメ『逃げ上手の若君』公式X
こんにちは。
2024年放映中の人気アニメ、
「逃げ上手の若君」
第1話を見てみました。
面白いです!
筆者は歴史に詳しいわけでもないので、
主人公の行く末についても知りません。
それだけに、先入観なく楽しめそうで、期待しています。
第1話ということで、固有名詞など避けられないものもありますが、
極力ネタバレなしで、紹介してみます。
今回は、2024年夏アニメでも勝ち組になりそうな、
「逃げ上手の若君」
第1話を見てみましょう。
週刊少年ジャンプのヒットメーカー、松井優征先生が描く歴史作品。
TVアニメ『逃げ上手の若君』第2弾PV|2024年7月6日放送開始 アニプレックスチャンネル Youtube
原作を手掛けるのは、
「魔人探偵脳噛ネウロ」
「暗殺教室」
の松井優征先生です。
アニメ制作も、
「ぼっち・ざ・ろっく!」
の Clover Works ほか、
勝ちに行っていますね。
いわゆる「貴種流離譚」ですが、切れ味鋭い緩急の使い分けが秀逸。
TVアニメ『逃げ上手の若君』公式X
筆者も第1話を見ただけですので、先の展開は知りません。
第1話を視聴してわかる最低限のあらすじは、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
主人公の「北条時行(ほうじょう ときゆき)」(8歳)は、
鎌倉幕府の世継ぎとなるはずの身分ながら、
争いごとや武勇とは無縁の、優しい少年です。
野心・野望といった感情とも無縁で、平和な暮らしを望んでいました。
しかしある時、
「足利尊氏(あしかが たかうじ)」を中心とした裏切りに遭い、
突如住み慣れた鎌倉も一族も滅ぼされ、絶体絶命に陥ります。
そんなとき、
「諏訪 頼重(すわ よりしげ)」に命を救われ、
故郷を離れて復讐のために牙を研ぎ、力を蓄える・・・
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という流れです。
やんごとなき身分の少年が、流浪を経て成長する、
文学のいち形式にきれいにハマるストーリーといえますね。
しかし、本作の魅力はそれだけに留まりません。
コミカルな演出と、当たり前に失われる命。軽妙さと残酷さの同居。
TVアニメ『逃げ上手の若君』公式X
上のあらすじでは、演出や表現の特性を全て削ぎ落していますが、
主人公の時行は、会話ではツッコミ役を務めることが多く、
対してボケ役に相当するのは、前述の頼重です。
少なくとも第1話の段階で頼重は、
得体が知れず底の見えない、奇行が目立つ人物、
として描かれています。
頼重の奇妙なアクションと、時行の素直なリアクションは笑いを誘いますが、
それらと並行して、鎌倉での虐殺や親しい人々の死が、
あっけなく描かれ、あるいは数行の説明書きで片付けられて行きます。
時行と、その周りの同年代の少年少女はまだあどけなく、
可愛らしく描かれ、そのやり取りもほほえましいものです。
しかしそこに投げ込まれる冷たい刃のような現実が、
安心して見ることを許さない緊張感をもたらしています。
時行の「英雄の資質」とは。圧倒的作画で描かれる「勇猛さとは別の力」。
TVアニメ『逃げ上手の若君』公式X
今作もまた、非常に作画に優れています。
第1話のアクションシーンは、多くの動画サイトで
切り抜かれ、かなりの再生数を記録したようですね。
↓↓↓以下は公式X上の動画です。ネタバレを嫌う方はスルー願います。
TVアニメ『逃げ上手の若君』公式X
まあこれには、少し違った事情もあったようですが。
いずれにせよ、時行の資質の見せ場としてのアクションシーンが、
高く評価されたことに変わりはありません。
頼重は、いわば「亡国の王子」を奉戴する立場を選んだわけですが、
その理由のひとつが、タイトルにある
「逃げ上手」
という時行の資質だったわけです。
この先の展開を知らない身では推測するしかありませんが、
「正面から力をぶつけ合うだけが戦いではない」
という部分がクローズアップされるのでしょうか。
現在、アマプラでは3話まで視聴できるようです。
今期の楽しみが増えました。
それではまた次回。
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