
こんにちは。
国内初の摘発ということで、話題になっています。
道路交通法違反ということですが、
「電動スーツケースに無免許で乗って、歩道を走行した」
という内容での書類送検です。
一行のわりに情報が多い感じです。
色々とひっかかる点がありますが、
今回は、スーツケースでの移動はまだ早い、日本のいまを見てみましょう。
現代のスーツケースは乗って移動できるが、日本では違反。
引用元:ITmedia NEWS
引用記事で書類送検されたのは、中国人留学生の女性で、
大阪市内の歩道を無免許で運転しているところを発見された、となっています。
引用元:Yahoo!ニュース
初の摘発でもあり、かなり話題になっています。
当事者の女性は、
「乗り物だとは思っていなかった」
とのことですが、まあ、普通に乗っているので、
日常的に乗用利用していたのでしょう。
しかしこのアイテム、日本国内ではアウトでしょうが、
海外なら、問題ない国もあるようです。
海外での使用経験があったために、うっかり乗ってしまったのかもしれませんね。
日本では違反なので、摘発には抗議できませんが。
国内通販サイトでも販売中。価格帯も一般的な原付やキックボード並。
引用元:Airwheel Youtube
↑↑↑このCMは中国Airwheel社ですが、子供向けの電動スーツケースです。
適当にググってみると、amazonなど大手通販サイトでも
複数の機種が販売されていました。
価格帯は、各メーカー70,000円から150,000円ほどの幅です。
引用元:Airwheel
上の引用記事も中国のAirwheel社のHPです。
海外ではそれほど目新しいというわけでもなく、
数年前から利用されているらしいことが伺えますね。
今後、日本での普及はある?安全面の懸念と法的な整備のクリアが必要。

CMやHPを見るに、発想は良いと感じますが、
日本ではまだ利用の下準備が整っていないのが残念です。
日本で一般的になるために、必要なこと。
日本において、前出のHPやCMのように軽快に、手軽に使用できるようになるには、
- 知名度のアップ
- 安全性の確保
- 移動ツールとして法的な立ち位置の確立
これらがまずは必要です。
まだまだ日本では、電動スーツケースによる移動自体、
見かけることすらそれほどありません。

安全性の確保も、言うまでもなく必要です。
公道での走行が禁止されているとはいえ、
施設の敷地内であれば走行可能・・・なはずのですが、
成田空港、羽田空港、関西国際空港など多くの空港では、
使用を控えるようアナウンスがなされています。
人ごみでの使用によるトラブルを想像すると、当然の措置でしょう。
公的な施設でも、まだまだ使用は難しいようですね。

最後に、「乗り物」としての立ち位置の話です。
この電動スーツケースが「何なのか」という話を始めれば、
原動機付き自転車・・・ということになるのでしょうか。
大阪府警の見解としては、以下の記事を見るかぎり、そういうことになりそうです。
引用元:朝日新聞デジタル
また、いくつかの記事内で見かけた意見として、
「無免許運転」が摘発の理由であるなら、
免許があればよいのか、というものがありました。
これは全く同感です。
そもそも公道での走行が認められていないのであれば、
免許の有無は関係ないのでは?
公道走行が不可、というのは変わらないので、
摘発が不当とまではは思いませんが、理由が不適切なように感じます。
しかし、原付であるとするなら、
ナンバープレート、自賠責、任意保険、
ヘルメット、保安部品、二人乗り、走行区分・・・
いろいろ、整えなければなりませんね。
電動キックボード、新基準原付への移行と同時進行で詰めが必要か。

日本ではいま、
2023年7月の電動キックボードに関する法改正
2025年5月の50cc原付生産中止からの新基準原付移行
これらの、小型車両に関する変革の時期を迎えています。
今回の摘発によって、電動スーツケースの存在自体に、
さらなる注目が集まることは間違いありません。
短距離移動の主流になることはまずないと思いますが、
一部のニーズに対し、立ち位置の確立と、運用の線引きは必要です。
筆者が愛用することはまずないツールですが、
行きつく先については気になるので、フォローはしてみようと思います。
それではまた次回。
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