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50cc原付の生産中止、2025年5月に前倒し。乗れなくなる?

こんにちは。

人によっては、衝撃のニュースですね。

もっとも、情報自体は前々から流れていましたが。

HONDAの50cc原付が、2025年5月に生産中止となります。

YAMAHA、SUZUKIについても同様です。

通勤をはじめとした短~中距離の移動に強いツールとして、

日本では愛用者も多い庶民の足がなくなってしまいます。

今回は、生産中止のニュースと、その後について、

見てみましょう。

排ガス規制強化への対応困難が理由。国内メーカー全滅の流れ。

同じく2025年に控えている、

排ガス規制の強化への対応が難しいというのが、

大きな理由らしいです。

厳密には対応できないわけではないとも聞きますが、

もともと狭い市場で、「割に合わない」という側面もあるようですね。

ホンダ 50cc以下原付き生産終了へ - Yahoo!ニュース

引用元:Yahoo!ニュース

いつから50ccには乗れない?買えない? → まだ当分乗れる。買える。

2025年5月いっぱいで、「生産中止」となるわけですが、

イコール「買えない」ではありません(いまのところは)。

新しく生産されることはなくなりますが、

全国のバイク屋さんの在庫が一斉になくなるわけではないので、

まだしばらくは、新車も購入できそうです。

しかし当然、あとは残り少ない在庫の奪い合いになるので、

あまりのんびり構えてはいられません。

とくに、メーカーや車種にこだわりがある場合は、

早めに動いた方がよさそうです。

50ccエンジンバイクの新車が国内から消える!! 二重規制で2025年6月に前倒しか?(バイクのニュース) - Yahoo!ニュース

引用元:Yahoo!ニュース

本当に乗れなくなるのはまだまだ先で、時期も未定。

とくにこだわりがなく、中古でもかまわないという方は、

焦る必要はないでしょう。

10数年前に、2サイクルエンジンのバイクは国内での生産が終了しましたが、

今でも公道を走っています。

同様に、50ccの原付が公道を走れなくなるわけではないし、

中古車販売が終了するわけでもありません。

修理用の部品も、ある程度ストックされているはずなので、

数年は安心して乗れるはずです。

50cc免許で乗れるバイクはなくなる? → 次の時代「新原付」が来ます。

新原付、という呼び方で定着するのかどうかはわかりませんが、

今回は便宜的にこの呼称で統一します。

国産50ccバイクが間もなく絶滅?! ホンダが125cc新原付へ完全移行を検討、ヤマハとスズキは……(WEBヤングマシン) - Yahoo!ニュース

引用元:Yahoo!ニュース

50cc原付免許のユーザーはどうする? → 新原付という新区分に乗り換えでOK。

50ccの原付免許で乗れるバイクとして、新しい区分の車両が登場する予定です。

これは、厳密には125ccのバイクなのですが、

「出力を50ccレベルに抑制した新基準原付」

とされています。

なにやらややこしい響きですが、

「普通に使用する分には、今までとほぼ同じ」

と考えてよさそうです。

50cc~125ccまでは「原付」のくくりの中にありますが、

50ccが原付第一種51cc以上が原付第二種となっていて、

同じ扱いの部分、違う扱いの部分があります。

※2024年6月時点の情報です

  • 自賠責保険・任意保険についてはそもそも同じくくり
  • ヘルメットの規格も、125cc未満のくくりで同じ
  • 50ccは二段階右折が必要で、制限速度も30km/hまで
  • 50ccは二人乗りはダメ(二種の場合も、車両によってはダメ)
  • ナンバープレートの色(白と、黄色とかピンクとか)つまり区分が違う
  • 軽自動車税の額が違う(91cc~125ccは2,400円と少し高い)
  • 駐輪場での区分が違う(各駐輪場によって違うので、個別に要確認)

新原付は、上記の50ccと同じ扱いになると思われます。

ありそうな話として、

「50ccの原付免許で、125ccのバイクに乗れるようになる」

「125ccだから、二段階右折とか、二人乗りとか、制限速度とか125cc扱いになる」

という誤解をしてしまうケースが、一番マズそうですね。

細かい話は続報を待つことになりますが、

「基本的にはいままで通り」

の認識でよさそうです。

繰り返しになりますが、

メーカー・車種にこだわりたいユーザーさんは、お早めに。

それではまた次回。

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