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実在する児童そっくり。AI生成された性的画像がネット上で売買。

こんにちは。

日々、進歩するAI技術は、

輝かしい未来の予感とともに、

一抹の不安を感じさせます。

気軽にSNSに投稿した、子供の写真。

無邪気に遊んでいるその姿が、

気が付けば刺激的な衣装、ポージング

ネット上を一人歩きしているとしたら?

今回は、すでにネットの世界に浸食している、

AI生成技術の闇の部分を見てみましょう。

何気なく投稿の「カワイイ」画像が「刺激的ショット」に変貌。

現在のAI生成技術を使用すれば、

子どもに限らず、実在の人物の画像を

容易に作成できます。

事実、作成した画像を販売する事例も、

すでに問題になっています。

実在児童に酷似した性的画像、生成AIで作成か…ネット上で追加学習用データを売買 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

引用元:読売新聞オンライン

記事中での取材に対して、

「過去の画像であれば知的財産権を侵害しない」

という考えも紹介されています。

新しい議論として今後、話題となっていく分野ですが、

AI生成された画像がそもそも、

「本人」の画像なのか、という点からスタートしなければなりません。

ディープフェイクによる「偽物」のひとり歩き。

日本でもこうした生成画像の販売などの事例が、複数発生しています。

下の事例でも、実在する選手の画像から、

性的なイメージを持つ画像を生成、販売しています。

AI「ディープフェイク」で女子選手の顔と別人の裸を合成、卑わいな投稿をした疑い : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

引用元:読売新聞オンライン

知らない間に「作られた自分」が、

モニターの中でセクシーポーズを取り、

カメラに煽情的な笑顔を向けている、というのは

多くの人にとって不快で、恐ろしい体験ではないでしょうか。

【動画】めざましい進歩を遂げるAI。避けられない闇も。

下の動画は、ネットで話題を呼んでいるドイツのCMです。

とある夫婦の間の娘「ELLA」を撮影した動画から、

AIにより彼女の未来の姿を生成し、

「未来の彼女」から、現在の両親にメッセージを送る、というコンセプトです。

不用意な画像投稿が子供たちに招く危険について、

まさにAI技術を用いて警鐘を鳴らしています。

Don't share your kids personal information - Without Consent - Deutsche Telekom Deepfake AI Ad

Don't share your kids personal information - Without Consent - Deutsche Telekom Deepfake AI Ad (youtube.com)

引用元:Youtube

現代の落とし穴。少なくとも、自発的な燃料投下は避けるべき。

「日進月歩」という言葉に、

やや「暴走」という印象も加わりつつある技術革新の数々。

知らず知らず撮影された画像や動画から、

本人が望まない複製が生み出されることは、

もはやすべて回避することはできないのかもしれません。

しかし、自らの投稿が招いた事例も多数あります。

常にカメラがそばにある時代、

せめて自分でトラブルの種をまくような行いは

避けたいものですね。

それではまた次回。

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