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2026年までに自転車の交通違反に青切符 施行されるとどうなる?

こんにちは。

以前にも触れたことのある、

「自転車の交通違反厳罰化」

の続報です。

以前の記事はこちら↓↓↓

→自転車の交通違反が厳罰化へ。反則金・青キップ・赤キップ。

もっとも身近な乗り物として普及している自転車ですが、

その手軽さからか、違反についても軽視されがちでもあります。

今回は、昨今の厳罰化の流れと、

近い将来、公道で見られる取り締まりの光景について見てみましょう。

5月17日、参院本会議可決。導入はいつから?

5月17日の改正道路交通法 参院本会議可決を受けて、

2年以内(2026年まで)の施行となります。

自転車の交通違反に反則金 改正道交法成立 2026年までに施行 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

引用元:毎日新聞

自転車を日常的に使用する方々は要注意です。

現在、使用していない方も油断できません。

転職・異動・病気・事故・・・

生活スタイルが変化するタネは、

そこらじゅうに転がっているのですから。

赤切符・青切符の違いは?二人乗りで罰金が当たり前の日が来る。

ごく大雑把に言ってしまうと、

赤切符を切られると、刑事罰を受けることになり、前科が付きます

青切符を切られると、反則金を納付することになり、前科は付きません

 ※ただし反則金を納付しなかったら、その後刑事罰に移行することがあります

青切符とは。赤切符との違い。無視するとどうなる?|チューリッヒ (zurich.co.jp)

引用元:ZURICH チューリッヒ保険会社

自転車の交通違反については、

車・バイクなどと比較して、まだまだゆるいのが現状です。

毎日のように、誰もが違反を目にしているはずです。

  • 二人乗り
  • 傘さし運転
  • スマホ見ながら運転
  • 一時停止しない
  • 逆側を走る
  • 信号無視

いずれも、毎日道路を利用していれば、

見ない日はないくらい、守られていないルールです。

しかし2年後、これらの違反はすべて罰則の対象となります。

 ※ちなみに、これらは以前から「違反」です。

  罰則が強化されるというお話です。

交通ルールについて知らない人が多い現実。周知不徹底の声も。

「交通ルールについては、運転する各人が知っておくべき」

というのはその通りでしょう。

しかし、運転者全員に知らせるために、

周知する姿勢は十分といえるのでしょうか?

電動スケーター違反、半年で6倍…「16歳以上」「原則車道」周知不足:地域ニュース : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

引用元:読売新聞

この引用記事は電動スケーターに関するニュースです。

記事中で、「運転者の年齢制限について」、

アンケート対象の53%が「知らなかった」という結果も紹介されています。

では今回の自転車について、周知は十分でしょうか?

山奥の高齢者となると周知も困難でしょうが、

今、街なかでアンケートを取れば、

「みんな知っている」という結果が出るでしょうか。

「知る努力」が足りないと言われれば、その通りかもしれません。

しかし、「知らせる努力」について、胸を張れる状態でもなさそうです。

スタート地点は目に余る危険運転。まずは運転者の自重から。

そもそも今回の法改正に至った発端は、

「実効性」がキーワードのひとつです。

前述のとおり、「ゆるい」取り締まりでは、

運転者の自制に繋がりにくいのが現実。

自転車違反に青切符、2年後実施へ改正法案 「ながら運転」など禁止:朝日新聞デジタル (asahi.com)

引用元:朝日新聞デジタル

その意味で、今回の法改正はやむを得ないところでしょう。

しかし、これも前述の周知徹底同様、

ルールを守りやすい環境の整備もまた、必要です。

自転車の2人乗りでも「反則金」 クルマ並みの「青切符」を導入へ 迷惑走行の抑止に期待 でも「規制だけでなく道路などのインフラ整備も重要」と専門家(関西テレビ) - Yahoo!ニュース

引用元:Yahoo!ニュース

以前取り上げたことのある、

大阪市内の不法駐輪・不法撤去問題でも

同種の話題が出ました。

以前の記事はこちら↓↓↓

→放置自転車を不正に撤去 大阪市が謝罪

「探しても、使える駐輪場がない」

というケースと同じく、

「ルールを守れといいながら、守りにくい」

状況が発生しては、片手落ちです。

運転する側、取り締まる側、決まりを作る側、

個々の立場で責任を果たしていきたいですね。

それではまた次回。

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